犬種や個に応じたフードを

科学的アプローチの先駆け:ロイヤルカナン

ロイヤルカナン社は犬種用フードの先駆けです。
ウォルサム研究所の知見に基づき、彼らは犬種用のフードを販売しています。
彼らは科学的に栄養にアプローチしています。

「犬種用」は本当に必要なのか?

さて、そんな犬種用のフードに対してですが
DNAは同じであるのだから犬種用である必要はないとそのようなことをおっしゃる会社さんもいた気がします。
確かに一理ありますが、しかし、犬種用である必要はないけれど、ニーズに応じたフードは必要ではあります。

事例:ダルメシアン独自の代謝システム

例えばダルメシアン。
彼らは遺伝的に尿酸を代謝することができないため、犬の中では尿から尿酸を排出する唯一の犬種です。
犬は尿酸を代謝できるので、尿から尿酸を排出することはありませんが、
ダルメシアンは人と同じく尿酸を尿から排出します。

そうなりますと高たんぱくフードはあまりよくないということになります。
なぜなら尿酸はプリン体を摂取すると増加します。プリン体は動物性食品に多く含まれていることが多いのです。

上記を踏まえまますと肉食寄りの雑食動物であるから高タンパク、グレインフリーであるべき!
この考えはダルメシアンには適さないわけですね。

原材料の分析:あえて植物性をメインにする理由

実際ロイヤルカナンの海外で販売しているダルメシアン用をみてみましょう。
【原材料】
Brewers rice, wheat, corn, chicken fat, egg product, wheat gluten, corn gluten meal, natural flavors, calcium carbonate, fish oil, rice hulls, monocalcium phosphate, salt, potassium chloride, vegetable oil, vitamins [DL-alpha tocopherol acetate (source of vitamin E), niacin supplement, L-ascorbyl-2-polyphosphate (source of vitamin C), D-calcium pantothenate, biotin, pyridoxine hydrochloride (vitamin B6), riboflavin supplement, thiamine mononitrate (vitamin B1), vitamin A acetate, folic acid, vitamin B12 supplement, vitamin D3 supplement, menadione sodium bisulfite complex], sodium tripolyphosphate, L-tyrosine, L-lysine, potassium citrate, taurine, trace minerals [zinc proteinate, ferrous sulfate, zinc oxide, manganous oxide, copper sulfate, sodium selenite, calcium iodate], choline chloride, L-carnitine, magnesium oxide, marigold extract (Tagetes erecta L.), glucosamine hydrochloride, green tea extract, chondroitin sulfate, rosemary extract, preserved with mixed tocopherols and citric acid.

植物性の原材料をメインで使用しているのがよくわかります。また、卵はプリン体がほぼ0です。

保証分析値から見る、緻密な栄養設計

【保証分析値】
粗タンパク質 20.0%以上
粗脂質 16.0%以上
粗繊維 3.5%以下
水分 10.0%以下

タンパク質は控えめに、エネルギーは脂質から確保していることもわかりますね。

まとめ:個体に合わせたフード選びの重要性

このように犬種によってウィークポイントは異なります。

犬は犬種によって体型やサイズも異なり、被毛や被毛の長さも異なり、犬種内で血統のラインも異なります。
当然、遺伝的疾患も犬種によって異なります。さらに個体によって変わってきます。

犬種や個に応じたフードをきちんと選んであげてください。
弊社も犬種に応じたフードをお勧めできるよう継続して勉強いたします。