ネットによくある誤解シリーズ

デンプンの消化能力:唾液アミラーゼがない=消化できない?

Q:犬はドライフードに含まれるでんぷんは消化できますか?
■ネットによくある誤解
犬は肉食寄りの動物で唾液にアミラーゼを含まないので、デンプンの消化はできません。
グレインフリーフードなら穀物不使用なので消化しやすくなっています。
■正しい回答
犬はα化されたデンプンを消化することは可能です。
唾液にアミラーゼは含んでいませんが、膵液に消化酵素を含んでいるのと、α化されたデンプンの消化は可能なことがわかっています。
ドライフードは加圧加熱処理され、デンプンがα化されているので犬は消化することは可能です。

なおグレインフリーフードも穀物ではないですが、豆やジャガイモなどの炭水化物源を含んでいます。

そもそも私たち人もα化していないデンプンの消化は不得手です。
例えばお米も炊くことでデンプンがα化し消化できるようになります。
[Image showing the extrusion process of dry food and how heat converts starch into a digestible form]

ビートパルプの正体:便を固める薬という噂は本当か?

Q:ビートパルプは何ですか?なんのために使用しているのですか?
■ネットによくある誤解
ビートパルプは便を固める薬です。嵩増しが目的なので、使っているフードは粗悪なフードです。
■正しい回答
ビートパルプは甜菜から糖を抽出した後に残る残渣(食物繊維)です。
食物繊維の中でも不溶性、水溶性食物繊維のバランスが良く、馬や牛、豚の飼料でも利用されています。
水溶性食物繊維はプレバイオティクスとして働き、
不溶性食物繊維は水を吸って膨らみ、腸の蠕動運動をサポートします。

ビートパルプが使用されてないペットフードの場合は
トマトポマス、セルロース、エンドウ豆繊維といった繊維源が使用されています。