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本日の内容は「狼が真っ先に食べる部位」についてです。 皆さん、どこだと思いますか?
心臓、肺、胃、肝臓、腎臓といった臓器か、はたまたいわゆる肉に食らいつくのか。 巷では「トライプ(胃)」から真っ先に食べるという話も広まっていますが、実は正解は「肝臓、心臓、肺」などです。
これはウォルサム国際栄養学シンポジウム2013で、Dr. Wouter Hendriksという方が発表されています。
さらに興味深いのは、「Rumen(第一胃)」の中身は食べないことが多いということです。 狼が胃やその内容物を真っ先に食べるというのは、実のところ「都市伝説」的な話であるということですね。
日本ではこういった内容が日本語に訳されて発表されることは基本的にないので、いまだに根強く「胃や胃の内容物を真っ先に食べる」という話がされています。 できれば、大手ペットフードメーカーさんからも正確な情報をリリースしていってほしいところです。
ちなみに、犬と狼がどういった栄養素から選択的にエネルギーを摂取するのかという研究もあります。 飼育管理下の「犬」の場合は、ME(代謝エネルギー)のうち、30%がタンパク質、63%が脂質、7%が炭水化物に由来する食事を選択するそうです。
対して自然下の「狼」の場合は、MEのうち、52%がタンパク質、47%が脂質、1%が炭水化物に由来する食事を平均的に摂取しているとのことです。
なお、この数値はパッケージに記載されている保証分析値ではなく、「MEをどの栄養素からどれくらいの割合摂取しているか」という数値です。
こういう研究を読んで紐解いていくのは非常に面白く、やはり奥が深いですね。